公然わいせつ事件についての当店の見解

 
 

                   
東京と大阪で起こった公然わいせつ事件。2011年に発展場が摘発され公然わいせつした客とほう助した店舗が逮捕される事件がありました。

この公然わいせつとは、
「不特定多数の男性が全裸になる場所を提供した店が公然わいせつを助長した疑いで 、ドアのない部屋で全裸になっていたお客4人が公然わいせつ」というもので、客の公然わいせつと店のその幇助が問題視されました。

法的には「不特定または多数の人が認識しうる状態で、いたずらに性欲を興奮または刺激させ、かつ、普通人の正常な 性的羞恥心を害し、善良な性的道義概念に反するもの」と定義されています。
今回の例 でいえば、発展場で全裸になる人がお互い理解している者同士だとしても「公然」とされ、料金を集めその場を提供した事などは「ほう助」として考えられているようです。

ゲイサイトやゲイ雑誌の記述には、ハッテン場=性行為を行う場所と断定しているものも多くありますが、誰にでもあてはまる、その機能は「出会いの場所」となるのが妥当な表現だと考えています。セクシャルマイノリティである私たち(ゲイ・バイセクシャル男性)にとって貴重なコミュニケーションの場という機能はその認識からは見落とされがちですが、今回の事件を知る事と合わせて再認識していくことが、今回の事件で萎縮傾向にあるゲイコミュニティーにとって重要なポイントだと考えています。

ハッテン場は、性行為を行う場所だと決めつけない。性行為を必然的に行う場所という認識をもう一度見直し、時代に適した認識に変えていく事が必要だと考えます。掲示板への投稿などもその点を踏まえた上で利用ください。

当店は、ネッ トカフェ系メディアスペースとして、来店するお客様に法に反するような行為を推奨するものではありません。広報の一つとしてハッテン場のカテゴリーにも掲載している事もありこの見解を公開することにしましたが、これからも、おひとりでの暇つぶしや休憩、待ち合わせ、雑誌を読みに来られる方やお友達同士でのご利用はもちろんのこと、ゲイやバイセクシャルの男性にとっての出会いの場になるようにと考えています。それぞれの目的に合ったご利用をして頂ければと思います。




 
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